2009年06月12日 12:11更新
お墓参りの様子についての画像はこちら
さかのぼる事5年前、2004年11月の事、JCIの世界会議でオーストリアのウィーンを訪れる機会に恵まれた。
ツアーの最中、ふとしたことから“広大な公園墓地がある、しかも著名人が眠っている”との情報をガイドさんから入手した。
石屋魂に火が点かぬ訳が無い。
「もう二度と来ないかもしれないのに見ずに帰るなんて絶対後悔するはず」ツアーを離れ、友人3人を口説き落とし、見知らぬ地で電車を乗り継ぎお墓へと向かった。
電車で40分も走った頃に緑に覆われた墓地が目に入ってきた。心臓の鼓動が高鳴っていくのを今でも記憶している。
その光景を目にし、3分ほど走ると駅があって降り立つとそこには見た事も無い緑豊な自然に囲まれた広大なお墓が姿を見せた。ワクワクしながら、呆れ返る友人をよそにカメラのシャッターを切りまくる俺、観るもの観るものに感動と発見が・・・とにかくエクセレントの一言に尽きる光景であった。
お墓が、これほど自然に馴染むものとは・・・どのお墓も綺麗に手入れされお花の綺麗なこと・・・施された彫刻も見事な職人芸、そしてそれぞれに明確な個性が伺える。
老人の花を植える姿に、お墓(故人)を大切にする想いを窺い知れる。墓穴を掘る作業も見ることが出来た(かなりリアルな光景)
どのくらい歩いたろうか。慣れない言葉でやっと行き着いた先に、お目当てのベートーベン、モーツワルト、シューベルトと・・・次々に音楽の巨匠のお墓が現れてきた。
背筋に電気が走るかのように身震いしてしまったのを覚えている。大変な事をしてしまったよな本当に!ここにきてこんな巨匠のお墓参りが出来るとは・・・!日本中探してもベートーベンのお墓参りをした石屋はなかなかいないことでしょうね!
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